新高1生の親御さんへ
お子様の高校入学
おめでとうございます。
さて、
公立高校入試に向けて
たいていの中学3年生、
特に広島の街中の中3生は
いずれかの塾に通っていたのではないか
と思います。
新高1のお子様をお持ちの親御さんへ
ここでひとつお尋ねします。
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お子様が、
「塾に行きたくない(行かない)、
高校に入ったら自分で勉強する」
と言っていませんか?
そして、それに対してどのようにお考えですか?
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実は、
「自分でやる」
と子どもが口にしたときは、
「今は勉強したくない」
「勉強から逃げたい」
と思っている時です。
高校入試に向けて一生懸命勉強したのでしょうから、
その気持ちはよ~く分かります。
しかし、30年近く中学生や高校生を指導してきた
経験から言うと、
「勉強を自分でやる」
といって塾から離れていった子どもが
「本気で自分で努力して、
塾で勉強していた時以上の結果を出した」
というのを、見たり聞いたりした記憶はありません。
考えてみれば至極当然の話で、
勉強のプロである塾の先生の助けを借りて
やっと出来ていたことを、
「自分で」出来ると考えるのは
やはり無理があります。
『本気で』勉強するつもりであれば、
むしろ教えてもらった方が効率が良い、
ということは誰にでも分かることです。
「自分でやる」
は
「勉強から離れたい」
という思いの表れです。
その心理を分かった上で、
お子様と向き合う必要が
親御さんにはあります。
せっかく高校入試を頑張ったのであれば
決して高校入試で「燃え尽きる」のではなく、
すこしだけ休んだら
また元の状態にできるだけ早く戻すことが
高校入学後の勉強を本当にうまくやっていく
一番のコツです。
でないと、
高校入試までの頑張りや高校合格が
次の大学入試にまったくつながらないものに
なってしまいます。
高校入試はゴールではありません。
本当に
「自分でやる」
を認めて大丈夫ですか?