大学受験i-NEST(アイネスト)- 広島市中区の学習塾

学校の勉強や宿題をしておけば大丈夫?~その③~

2023.11.26

*アイネストの2023年9月11日ブログ記事より転載

前々回と前回の続きです。

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さて、ここまで

「学校の勉強や宿題をしているだけでは、
 大学入試を目指すうえで
いかに問題か」

をお話してきました。ですのでここからは、

学校の勉強や宿題にはどのように
取り組めばいいのか?

についてお話しします。


①自分の「良心」の範囲内で、
 学校の宿題に取り組む
時間を制限する

無制限に時間があると思うから、無駄にダラダラと
学校の宿題に取り組んでしまいます。
1時間なら1時間、2時間なら2時間と、
学校の宿題に取り組む時間に制限を設けて、
その時間内で必ず終えるようにします。
時間内に終えられなかったものは「割り切って」
やらずに学校に行きます。『強制終了』です。
分からなかったところなどは学校に行って
友達に聞いて終わらせたり、
どうしても解決しなかったものは、
その分
学校の授業をしっかり聴けばいいだけの
ことです。

②無駄とストレスを減らす

タイムリミットを設定したら、
次は無駄とストレスを減らすことを強く意識します。

特に数学の宿題で言えることですが、
分からない問題に10分20分かけるのではなく、
少し考えて分からなければ『すぐ』模範解答を見て、
分かった後に改めて自分でやってみる方が
ストレスも時間も少なくて済みます。
「考えてやる」のは確かに理想的ですが、
そもそもの学力がない人が、分からない問題に
何十分も時間をかけるのは時間の無駄です。

何かを覚えたいときは
「書いて覚える」より
「繰り返し音読」の方がはるかにオススメです。
その方がストレスが少ないし、同じ時間なら
よりたくさん繰り返すことが
できます。
書くなら最後の確認用としてやるべきです。

③勉強の優先順位をつける

科目で言うと、高1は英・数・古典、
高2は文系の場合、英・数・現代文
理系の場合、英・数・理、
で、受験の際に受験科目にならない可能性があるもの
(=理科基礎や地歴・公民)は
高1・2の間は力をかけず
高3になって受験科目が確定したときに
改めて頑張ればよいのです。
高1や高2で本当に英語や数学、古典、
文系の現代文や理系の理科を頑張っていたなら、
その他の科目は高3になってからでも十分間に合います。

また、英語なら
「英語コミュニケーション」より「論理・表現」(=文法の勉強)
より重視するなど、
「学校の “すべて” の授業の予習・復習・宿題を 
 全部きちんとやろう」
なんて、間違ってもやらないことです。
そもそも全部をきちんとやるなんて大抵は不可能ですし、
もし出来ているのなら
その時間を「受験を目指すために必要な勉強」
に回した方が断然有意義です。
優先順位をつけて、計画的・戦略的に勉強を進めることが肝要です。

④「スキマ時間」を有効活用する

通学のバスの中や学校の休憩時間、
お家で夕食を待っている時間といった、
ちょっとした「スキマ時間」を使うことを勧めます。
この「スキマ時間」、結構ばかにならなくて、
数えてみるとかるく1時間ぐらいかそれ以上あったりします。
自分の1日の時間の過ごし方を振り返ってみたらよいでしょう。
過去の合格者の様子なんかを見ていると
この「スキマ時間」で英単語や漢字を覚えたり、
リスニングの勉強の時間に使っているようです。

⑤学校の勉強は、学校にいる間でとにかく頑張る

理想は、
学校の勉強は学校にいる間に頑張ってなんとかする、
ということです。
「家で勉強したくないから、その分学校の授業中に頑張る!」
という発想で、授業中は習ったことをその場で全部覚えるくらい
集中して臨んでください。
そうすれば、そうでない場合よりも
家での宿題や復習がずいぶん捗るはずです。

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これまで3回にわたってお伝えしてきました。

「学校の勉強さえしっかりやっておけば大丈夫!」

という、一見もっともらしい言葉に決して惑わされず、
学校の勉強・宿題とは上手に付き合って、
プラスアルファとしての「受験を目指す勉強」に
きちんと時間を割いて頑張りましょう。

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