学校の勉強や宿題をしておけば大丈夫?~その①~
*アイネストの2023年9月7日ブログ記事より転載
突然ですが、
高校生の皆さん(特に高1・2生)に質問です。
「学校の勉強や宿題は大変ですか?」
「はい」
「死にそうです」
「当たり前のことを聞くな!」
う~ん、そうですよね。
では、次の質問です。
「学校の勉強や宿題をしておけば
大学入試は大丈夫だと思いますか?」
さて、ここで
「はい」
と答えた君。
ちょっとヤバいですね。。。
というのも、
学校の勉強や宿題をしている “だけ” では
志望校合格、特に難関大学合格は
やはり難しいからです。
(ただし、学校の勉強や宿題が東大や京大などの
過去問レベルで、かつ、それを自分でスラスラ
理解し、出来ている、なんていう人は除きます。)
そもそも、
学校の勉強や宿題には、大学入試を目指すことを考えると
いくつも問題点があります。
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①学校の授業はあくまで「教科書内容」を教える
のであって、入試対策(=応用レベル)を
しているのではない。
学校という場所は、塾や予備校とは違う目的で
生徒たちへの教育を行っています。
どちらが良い・悪いという話では決してありません。
しかし、大学入試という観点からすると、
学校の勉強ではまったく足りません。
定期テストではそこそこ点が取れても模擬試験になると
途端に点が悪くなる、という生徒が沢山いるのはその証です。
②学校の勉強は効率が悪い。
高校生に英語や古文・漢文を教えていて、
「なぜ学校は、文章読解を扱う『前に』生徒に
文法や単語を一通り身につけさせないのだろう?
そのほうが早く文章をスラスラ読めるようになる
だろうに」
とか、
「なぜ学校は、漢文と古文を交互に教えたりするん
だろう?ある程度古文を続けて勉強したあとの
方が、漢文は勉強しやすいだろうに」
などと、つくづく思います。
ましてや、よくある学校の英語や古典の宿題に、
「教科書の本文をノートに書き写して」
「単語の意味を調べて」
「日本語訳/現代語訳をする」
というものがありますが、
塾の先生である私の率直な感想は
「それってやる必要ある!?」
です。そもそも自分で訳せるほどなら
学校で授業受けなくてもいいじゃないですか。
これ系の宿題をやっている生徒たちも、
やる意味をほとんど感じていないのが実情だと思います。
このような単純「作業」には決して多くの時間を割かず、
その分学校での授業をしっかり聴けば良いだけの事でしょう。
少しでも早く文法・単語の勉強を進めて、
「作業」に時間を奪われない、効率の良い勉強が
大学入試を目指すうえでは必要不可欠です。
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と、ここまできて話が長くなりましたので、
続きは次回。